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ラマラの街並み

2014年9月22日に、パレスチナ暫定自治政府地方自治省Nayef Abu Khalaf大臣とJICAパレスチナ事務所田中泉所長出席のもと、「パレスチナ廃棄物管理能力向上プロジェクト」(Project for Technical Assistance in Solid Waste Management in Palestine)の実施合意(R/D署名)が行われました。

これを受けて、2015年1月21日に2名のJICA専門家が現地に着任し、プロジェクトが開始されました。

JICAはパレスチナにおける廃棄物管理サービスの向上を目的に、研修による行政人材育成や、サービスの提供主体となる地方の広域行政体(Joint Service Council)の能力強化を実施してきました。1999年以来3次に亘る無償資金協力によって機材供与を行い、また、2005年から2010年にかけて「ジェリコ及びヨルダン渓谷における廃棄物管理能力向上プロジェクト」を実施し、ジェリコ・ヨルダン渓谷広域行政カウンシル(Jericho and Jordan River Rift Valley JCspd)を対象として能力強化を行い、同地域における廃棄物管理サービスの向上を支援してきました。

今回の技術協力プロジェクトでは、パレスチナ自治政府からの要請に応え、廃棄物管理の責任機関である地方自治省(MoLG)広域行政カウンシル(JSC)局の政策・制度・国家計画策定と実施のための能力強化をはかり、ジェリコでの技術協力プロジェクトや世界銀行がジェニンやヘブロンで行ってきた先行プロジェクトで育った人材と連携して、ヨルダン川西岸地域全体の廃棄物管理サービスの強化、持続可能性の確保、公衆衛生の改善を支援していく方針です。

本プロジェクトでは、廃棄物管理に係る地方自治省の(1)広域行政カウンシル(JSC)に対する指導、支援、調整する能力、(2)国家レベルの基準、規則、指針、の策定能力の向上、(3)国家政策、計画を策定する能力の向上、(4)組織マネジメント能力の向上、の4つのアウトプットの達成を通じて、国家と地方のレベルの持続可能な廃棄物管理行政確立のための総合的な能力強化に向けた支援を行います。

本支援を通じて、適切な廃棄物管理サービスがパレスチナ全土へ提供されることが期待されています。 (JICAプレスリリースより引用)

本プロジェクトは2019年7月末日をもって終了いたします。プロジェクト実施に当たりご協力頂いた関係各位に改めてお礼申し上げます。 MoLG-JICAプロジェクト・チーム一同

  • プロジェクト・デザイン・マトリックス(PDM version 3.1)

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